広島市で税理士を探すとき、X(旧Twitter)やFacebook、Instagramで「広島 税理士」と検索する人もいると思います。ただし、地元の税理士事務所がどのSNSをどの程度使っているかは、エリアやプラットフォームによってかなり差があります。広島市内の税理士事務所のうちSNSアカウントを持っているのは何件で、フォロワー数はどの程度なのでしょうか。2026年4月時点のデータで整理しました。
(広島市全体の税理士統計情報はこちらをご覧ください。)

このページのデータについて
本記事のSNSアカウント保有率・プラットフォーム別件数・フォロワー数の分布は、広島税理士リンクが広島市内の税理士事務所を1件ずつ個別にSNSで確認し、独自に集計したデータ です。
広島市内の税理士事務所783件について、ホームページや事務所案内に記載されたSNSリンクをたどり、X(旧Twitter)・Facebook・Instagram・YouTube・LINE公式アカウント・note・LinkedIn・Blueskyの各プラットフォームに事務所アカウントがあるかを順に確認し、フォロワー数とあわせて集計しています。
SNSアカウント保有率は6.0%
広島市内の税理士事務所は 783事務所 で、そのうちSNSアカウントを1つ以上保有しているのは 47事務所(6.0%) です。残りの 約94%(736事務所)はSNSアカウントを持っていない ことになります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 全事務所数 | 783 |
| SNSを1つ以上保有 | 47事務所(6.0%) |
| SNSを保有していない | 736事務所(94.0%) |
参考までに、ホームページ保有率(31.7%)・Googleマップ掲載率(51.2%)と並べると差が際立ちます。
| デジタル活用指標 | 事務所数 | 割合 |
|---|---|---|
| Googleマップ掲載 | 401 | 51.2% |
| ホームページ保有 | 248 | 31.7% |
| SNS保有(1つ以上) | 47 | 6.0% |
「Googleマップで見つかる」「ホームページがある」事務所と比べて、SNSで発信している事務所の割合は1桁少ない ことになります。「SNSで広島市の税理士を見つける」という入口は、現状ではほぼ機能しません。
プラットフォーム別の保有数──Facebookが最多
SNS保有47事務所の内訳をプラットフォームごとに見ると、Facebookが最も多く、Instagram・X・YouTubeがそれに続きます。
| プラットフォーム | 事務所数 | 全事務所中の割合 |
|---|---|---|
| 31 | 4.0% | |
| 16 | 2.0% | |
| X(旧Twitter) | 15 | 1.9% |
| YouTube | 7 | 0.9% |
| LINE公式アカウント | 2 | 0.3% |
| note | 2 | 0.3% |
| 1 | 0.1% | |
| Bluesky | 0 | — |
※同じ事務所が複数プラットフォームを使っているため、合計はSNS保有47事務所より多くなります。
最多のFacebookでも全事務所の 4.0%(31事務所) にとどまります。Instagram(16事務所)とX(15事務所)はほぼ並ぶ水準で、YouTubeでチャンネルを運用している事務所は 7件 と限定的です。LINE公式アカウントを案内している事務所は2件のみで、税理士業界では顧問先との連絡手段として閉じた使い方が中心と見られます。
「広島市内の税理士のうち、ある特定のSNSプラットフォームで情報発信している事務所」を探すと、最大でも31事務所、少ないプラットフォームでは1桁 という前提で見ることになります。
フォロワー数の分布──中央値は低く、最大値が平均を引っ張る
SNSアカウントがあれば情報発信が届いているかというと、こちらも数字を見るとそうとは言いにくい状況です。フォロワー数を持つ4プラットフォームについて、平均・中央値・最大値を並べると次のようになります。
| プラットフォーム | アカウント数 | 平均フォロワー | 中央値 | 最大値 |
|---|---|---|---|---|
| X(旧Twitter) | 15 | 1,587 | 568 | 10,000 |
| 31 | 520 | 110 | 4,838 | |
| 16 | 740 | 223 | 4,338 | |
| YouTube | 7 | 1,527 | 94 | 6,870 |
平均フォロワー数だけ見ると、Xは1,587人、YouTubeは1,527人 とそこそこの規模感に見えます。しかし中央値はそれぞれ 568人・94人 で、平均と中央値の差が大きいことがわかります。これは、ごく少数のフォロワー数が多いアカウントが平均を押し上げている ためで、実際の多くのアカウントはもっと少ないフォロワー数で運用されています。
たとえばXの最大値10,000(以上)は1事務所による外れ値で、それを除けば次に大きいアカウントは3,800人台です。YouTubeでも最大の6,870登録者を除くと、3,000人台が1件、それ以下が5件という分布です。
Facebookは中央値110人、Instagramは中央値223人で、こちらも 「数百人台のフォロワーが中心」 という規模感です。検索で偶然たどり着いて参考にする使い方は難しく、既存顧客や知人へのお知らせ目的での運用が多いと推測されます。
区別のSNS活用率──安佐南区が突出、安芸区はゼロ
8区別にSNS保有率を見ると、エリアによる差が大きく出ます。
| 区 | 事務所数 | SNS保有 | 保有率 |
|---|---|---|---|
| 安佐南区 | 53 | 6 | 11.3% |
| 中区 | 310 | 26 | 8.4% |
| 東区 | 92 | 6 | 6.5% |
| 南区 | 108 | 5 | 4.6% |
| 安佐北区 | 28 | 1 | 3.6% |
| 西区 | 108 | 2 | 1.9% |
| 佐伯区 | 62 | 1 | 1.6% |
| 安芸区 | 22 | 0 | 0% |
| 市全体 | 783 | 47 | 6.0% |
最も保有率が高いのは 安佐南区(11.3%) で、市平均(6.0%)の約1.9倍です。母数が53事務所と少ないなかで、X・Facebook・Instagramを各3件、YouTube・LINE・noteも各2件と、複数プラットフォームに分散して使っているのが特徴です。安佐南区はホームページの中身(料金53.3%・専門46.7%)でも市内トップで、デジタル活用全般に積極的なエリアという傾向が読み取れます。
中区はSNS保有事務所の 絶対数では市内最多(26件) ですが、保有率は8.4%にとどまり、市平均をやや上回る程度です。HPやGoogleマップと同様、母数が大きいぶん絶対数は多いが、率では突出しないという形です。
逆に 安芸区はSNS保有事務所がゼロ件、佐伯区・西区も保有率1.6〜1.9%と、SNSで発信している事務所がほぼ存在しないエリアです。これらの区では、SNSを情報源として税理士を探すという使い方は事実上できません。
広島県全体・福山市との比較
参考として、広島県全体および福山市と比較すると次の通りです。
| 指標 | 広島市 | 広島県全体 | 福山市 |
|---|---|---|---|
| 総事務所数 | 783 | 1,243 | 180 |
| SNS保有率(1つ以上) | 6.0% | 6.0% | 11.1% |
| Facebook率 | 4.0% | 3.9% | 7.2% |
| Instagram率 | 2.0% | 1.6% | 1.7% |
| X率 | 1.9% | 1.4% | 1.1% |
| YouTube率 | 0.9% | 1.0% | 1.7% |
| LINE率 | 0.3% | 0.5% | 1.7% |
広島市のSNS保有率(6.0%)は広島県全体(6.0%)とぴったり同じ水準で、県平均的な位置づけです。一方、福山市は11.1% と広島市の 約1.9倍 あり、特にFacebook(7.2%)とLINE公式アカウント(1.7%)の活用が広島市より目立ちます。
ホームページ保有率(広島市31.7% vs 福山市38.9%)・Googleマップ掲載率(51.2% vs 63.3%)でも福山市の方が高く、福山市は デジタル活用全般で広島市より積極的 という傾向がここでも確認できます。
ただし、Instagram・X・YouTubeの率は広島市と福山市でほぼ同水準で、SNSの中でも Facebookの偏りが地域差を生んでいる という構造です。
SNSで税理士を「探す」「選ぶ」ことについて
広島市の税理士事務所のSNS活用状況をまとめると、次のような実態です。
- SNSを1つ以上持つ事務所は47件(全事務所の6.0%)、HPやGoogleマップより1桁少ない
- プラットフォーム別ではFacebook 31件が最多、Instagram 16件・X 15件・YouTube 7件と続く
- フォロワー数は中央値が低く、最大値で平均が引っ張られる構造で、検索で偶然届くような発信ではない
- 区別では安佐南区(11.3%)が突出し、安芸区はSNS保有事務所ゼロ
- 福山市(11.1%)と比べると広島市は半分程度の水準、特にFacebookの差が大きい
SNSで税理士事務所を 探す という使い方は、母数が47件しかないため成立しにくいというのが広島市の実態です。「広島 税理士」とSNS内で検索しても、ヒットする事務所はそもそもごく少数で、地元事務所のうち何を選んでも検討範囲は 全体の6%以下 にとどまります。
SNSで 選ぶ(投稿内容や人柄を判断材料にする)という使い方は、アカウントを持っている事務所に限れば一定可能です。ただし、フォロワー数の分布から見ると、ほとんどのアカウントは数十〜数百人規模で運用されており、コンテンツの本数や更新頻度も限られている可能性があります。SNSの投稿だけで事務所を比較するというより、「ホームページやGoogleマップで見つけた事務所のSNSがあれば、雰囲気を補足する材料として見る」 という二次的な使い方が現実的です。
広島市で税理士を探す場合は、SNS単体に頼らず、ホームページとGoogleマップを主軸にしながら、SNSは見つかれば参考にする、という前提で進めるのが実態に合っています。
調査について
本記事のSNSアカウント保有率・プラットフォーム別件数・フォロワー数は、広島税理士リンクが独自に調査・集計したデータです。広島市内の税理士事務所783件のSNSアカウントを1件ずつ確認し、2026年4月21日時点で集計しました。集計対象は現役登録中の税理士のうち代表税理士ベースで、全事務所を母数(100%)としています。SNSアカウントの有無やフォロワー数は随時変動するため、本記事の数値はあくまで一時点でのスナップショットです。

